映画『プロメテウス』

リドリー・スコット監督『プロメテウス』。
単純におバカ映画として楽しめた。
世紀の駄作とか、リドリーは死んだとか酷評を色々見ていただけに、少し(なぜか)身構えていたけども、ごくごく普通に面白かった。

やはりリドリー・スコットとSFと聞くと『ブレードランナー』という超傑作を思い出してしまう人がまだまだ多数いると思うので、その人たちの怒りの声なんでしょうか。

恐らく予告編の「人類の起源の謎がわかる!」とか大風呂敷ひろげて、壮大な内容がテーマになっているように思えるから、『ブレードランナー』的なものの再来か!?と多くの人が思ったのかもしれない。でもそうではなくてSFホラー映画『エイリアン』へと繋がっていくための話とのことだったので、「人類起源がどうのこうの」とかはっきり言って、どうでも良いことは冒頭のシーンで宣言されてしまう。あとはひたすらホラー映画的な展開でお約束的なことをちゃんと踏まえつつ話が進んでいくのみ。映像は物凄く綺麗なのに、どこか漂うB級映画っぽさがあって、懐かしく良かった。久しくこういうアメリカ映画見ていなかった気がする・・・。

俳優人も、私の大好きなシャーリーズ・セロン(相変わらず美しい)とか『シェイム』出ていたマイケル・ファスベンダーガイ・ピアース(その面影は全く隠れているけどw)などなど良かった。主人公のあのお姉ちゃんはもう少し美人さんを起用した方が嬉しかったけど笑。

いずれにしても、楽しめる映画でした。恐らく作られるであろう、続編に期待しつつ、『エイリアン』を見返したくなった。