2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『アルゴ』

ベン・アフレック監督。 面白かった。 1980年にイランで起きた事実に基づいた話。とてもとてもシリアスな作品であるはずなのに、その作戦のぶっ飛んだ内容にどうしてもどこか笑いがこみ上げてくるのだが、緊迫感はずっと張りつめていて、ラストのほうは…

映画『悪の教典』

三池祟史監督。 いや、面白かった。恐らく高校生の頃のボクが見ていたらきっと夢中になっただろうな〜と、どこか懐かしさを覚えるような作品だった。この感覚がどういったものかよくわからないけれども、何となく深作忻二監督『バトル・ロワイヤル』を初見し…

本『イメージ、それでもなお』

イメージ、それでもなお アウシュヴィッツからもぎ取られた四枚の写真作者: ジョルジュ・ディディ=ユベルマン,Georges Didi-Huberman,橋本一径出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2006/08/08メディア: 単行本 クリック: 99回この商品を含むブログ (38件) を見る…

映画『危険なメソッド』

とにかく最初のキーナ・ナイトレイのヒステリーの症状がとてもとても見物。それに今や女性型のセックス・シンボル(?)マイケル・ファスベンダーのユングだろうか。ヴィゴ・モーテンセンの渋いフロイトもボクは好きだが笑。それにしても、今年はマイケル・…

映画『終の信託』

時勢にあった映画であり、前作『それでもボクは、やってない』と同様にかなり緻密な取材が為されているのであろうか、医療にかかわることはなかなか細かいところまで描かれており、見ていても勉強になる。 それに、本作が良いところは、尊厳死の是非を巡って…